備忘録:RPM 4.8、Binutils 2.20、glibc 2.12 対応

RPM を 4.8 へ上げようと思ったらしく作業を今年の元旦に始めたという記録が残っている。

そんなことは忘れた。

思い出した。2 月から本気出すって宣言したんだ。つまり、1 月はうだうだしていた。いや、ちょうど年越しのタイミングでも本気出す発言をしていたようだ。

一番の問題は ruby-rpm の延命で、upstream でリリースされた 1.2.4 だと librpmbuild が無効になっていて、OmoiKondara を動かすことができない。これは RPM が 4.6 へ上がったときの API 変更に追従したためだろう。しかし、Momonga はそのような API 変更を力技*1を用いて新しい RPM でも力技で動くようにしてきた。よって、1.2.3 を独自で延命するしかないのである。

[2010-02-16 Tue] 追記:上記の ruby-rpm に関する記述は誤り。おそらく 1.2.4 であっても OmoiKondara は動く。1.2.4 で OmoiKondara が動かないと判断したときのテストにミスがあった。

1.2.3 から 1.2.4 への変更をひとつひとつ精査したところ、いくつかのメソッドが使えなくなるだけで OmoiKondara の動作には影響を与えないと分かった。よって昨日の日記は誤り。(追記ここまで)

この作業が滞っている。理由は、ビルドマシンの HDD が壊れたのと、ScanSnap*2

ってなことで、RPM 4.8 へのアップデート作業が進めない*3でいたら、新しい Binutilsglibc を処理しなければならないような状況に追い込まれてしまった。rpmbuild で使うスクリプトBinutils 2.20 に対応していないのだ。さらに Binutils 2.20 にすると glibc に影響が出てくるらしい。困ったね。

ゆえに、RPM 4.8、Binutils 2.20、glibc 2.12 を一気にバンプアップして、フルビルドするしかない。

まあ、やりますよ。

*1:Mandriva は Momonga のパッチを取り込んでくれたが、Fedora では却下された。その程度の質。

*2:本を解体し、スキャンし、PDF を編集と、まさに THE TIME EATER である。

*3:本当は、ちょっとずつ進めている。