『ウィリアム エグルストン: パリ─京都』@原美術館

原美術館で『ウィリアム エグルストン: パリ─京都』を観た。写真が中心の展示。

展示は 3 つに分かれていてそれぞれ「パリ」「京都」「ウィリアム エグルストンズ ガイド」というサブタイトルが付いていた。おそらく最後の「ウィリアム エグルストンズ ガイド」はおまけの展示なんじゃないかと思う。所蔵場所が違うし。なにより前の 2 つとはテーマが大きく異なるし。

まず「パリ」「京都」についての感想。

テーマはパリと京都の街中における色彩といったところか。ありふれた街角の光景なんだろうけど、構図がうまい。見れば見るほど巧みだと感じた。誰にでも撮れそうな写真に見えるけど、難しいだろうね。観察眼がとても優れているとしかいいようがない。

しかし、一見したところ街の人々の生活を写したものなんだけど、生活感というか人間くささというか、そんな感じの生々しさを感じなかった。これはやはり色がテーマだからだと思う。

ちなみに僕は、この鮮やかな色は男らしいなと感じた。


一応「ウィリアム エグルストンズ ガイド」について。

こちらは人とアメリカの田舎がテーマだね。特別に感想はないな。