『カオス*ラウンジ(盆)』@ビリケンギャラリー
つい先日の夕方、東京で若干の時間があったので『カオス*ラウンジ(盆)』と『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展』に寄った。
まず、南青山のビリケン商会へ。ここは初めて。
この展示のポストカードはかわいいよね。僕は色使いとか描き込み具合が好きだな。
ところで、なんか揉めてたよね。それでカオス*ラウンジの名前を知ったんだが。僕は美術館やギャラリーに置いてあるチラシが主な情報源なので、最新の話題に接してない。だから当然知らなかったんだけど、知ったからには見てみたくなったので行ってみた。
僕はアニメにもマンガにも疎いし pixiv を眺めることもないから、並んでいた作品がどういったものなのか語る術がない。現物を見た限りではかなり抑えめな感じになっていて、イマイチ面白みのない雰囲気だった。もちろんウェブに出ているような作品を見たかったわけだが。
目の前に素材の山があるならば使いたくなるのは人情だと思うけど、嫉妬と権利をかわすのは難しいよね。まあ難しいな。
とりあえず、カオス*ラウンジは美術家としての技術と知識がある集まりだと思います。しかし、カオス*ラウンジ宣言といった言明まで出して精神の補強を行っているようなので大変な面もあるのでしょう。
『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展』@ラフォーレミュージアム原宿
完全に世の中の流れに乗ってラフォーレミュージアムで催されているシュヴァンクマイエル展へ行った。
僕はシュバンクマイエルに関する書籍を何冊か眺めたり映像をちょこっと見たりしたことはあるんだけど、どうも受け付けられないように思い避け気味であった。
しかし、最近になっていわゆるシュールを避けて通るわけにもいかないなと感じるようになり足を運んだ。そう思うようになったのは束芋の作品を見たからかもしれない。
で、実物を見てみると、これは見た瞬間にぐっとくるものではないな。後からくる。日常生活に戻ったときに影響が現れるって感じだろうか。展示を見て回っているときは、最初のオブジェはよかったけど後のはよく分からんな、と思っていたが、今になって思い返すとドローイングやコラージュも面白いと感じる。この展覧会で見る目が変わったんだろう。
どうでもいい感想としては、「触覚主義」の展示を見ていて僕はマンガ『えの素』に出てくる白い人を思い出した。本当にどうでもいい。
- 作者: 榎本俊二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/23
- メディア: コミック
- 購入: 6人 クリック: 64回
- この商品を含むブログ (35件) を見る