LXDE 環境で Bluetooth マウスを使う

しばらく前にシグマ A.P.O の SBTP01RD という Bluetooth マウスを買った。特別 Bluetooth を使いたい気持などなく、bluez の動作確認が目的ではある。

Linux のデスクトップ環境は LXDE を (動作確認という名目で) 使っているので、LXDE でこのマウスを使える設定してみた。

bluetooth サービス自体はデフォルトで動くようにしてあるので、あとは Bluetoothバイスの設定を行う UI を使える状態にすればいい。LXDE には Bluetooth を扱うアプリケーションがない (よね?) ので、GNOMEKDE のもの、つまり bluetooth-applet か kbluetooth4 を使うことにした。

どちらでも思うが、LXDEGTK+ な環境であることを踏まえて bluetooth-applet を使うことにした。この GNOME アプレットgnome-bluetooth パッケージに含まれている。ただし、Bluetoothバイスの認識や削除といった作業は kbluetooth4 の方が、こちらの意図通りの動作だった。一方がダメだったらもう一方を試してみるといいかもしれない。

bluetooth-applet を LXDE と一緒に起動させるために、lxsession-edit でセッションの設定を行った。lxsession-edit とコマンド実行すれば、「デスクトップセッションの設定」というウインドウが開く。そこで、「Bluetooth マネージャー」にチェックを入れた。これで次回の LXDE の起動と一緒に bluetooth-applet も動くようになった。

実際に使ってみている感想だが、使っているとしばしばマウスが動かなくなる。もちろん、マウスがスリープ状態 *1 とは別の話だ。

画面の様子をよく見ていると、LXDE のパネルが何らかの再描画を行うタイミングでマウスとの通信が切れるようだった。そこでパネルに出ていた bluetooth-applet のアイコンを非表示にしてみたところ、ある程度の改善が見られた。アイコンを非表示にするには、「Bluetooth 設定」で「Show Bluetooth icon」のチェックを外せばいい。また、アイコンを非表示にした場合に「Bluetooth 設定」ウインドウを出すには、bluetooth-properties をコマンド実行すればいい。

*1:電池の消耗を防ぐために 10 分マウスを使わないでいると、このスリープ状態へ入る。元の状態へ復帰するにはシフトキーを押す。