GNOME 端末でカーソルを点滅させない

計算機を使う上で一番気になるのは、カーソルが点滅しているかどうか。未設定の Emacs なら、起動後即座に M-x blink-cursor-mode と打ち込むね。

GNOME 端末 (gnome-terminal) でカーソルを点滅させないようにするには、面倒なことに GConf という Windowsレジストリのようなものに手を入れなければならない。実はコマンド一行で変更可能*1だが、GUI での変更方法を説明しよう。

まず、設定エディタ (gconf-editor) を起動する。コマンドラインから起動するには以下のようにすればいい。

% gconf-editor

すると、次のようなウインドウが開くはずだ。この画像は LXDE 環境で撮ったものなので GNOME とは見た目が違うが、気にしないでもらいたい。LXDE でも KDE でも、使いやすいのは GNOME 端末である。

設定項目は階層構造になっている。左側のカラムにある「apps」の部分をクリックすると、下図のように apps 配下の項目が表示される。

GNOME 端末の設定は apps 配下の gnome-terminal という項目で行う。

カーソルの点滅は、GNOME 端末のプロファイルごと有無が決められる。今回はデフォルト (Default) のプロファイルを対象にする。

Default を開くと名前と値のペアがいくつか並んでいる。そこに「cursor_blink_mode」という名前があり、値が「system」になっているはずだ。これは、カーソルの点滅はシステムの既定値によって定まるという意味だ。ということは、システムの既定値が「on」なのだろう。

そこのところは深く気にせず、cursor_blink_mode を「off」にしてしまおう。cursor_blink_mode の行を選択し右クリックから値の変更が可能だが、直に値を書き換えることもできる。

これで気が散らなくなるね。

*1:gconftool-2 を使う。