入門git
『入門git』*1を読んだ。正確には 2 回目である。前回は昨年の 11 月ごろのこと。さらっと読んで、大事そうなところに印を付けておいただけだった。今回もまた全体をさらっと読み通してみた。
- 作者: Travis Swicegood,でびあんぐる
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2009/08/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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git に関する情報はちまたに溢れているし、最近だと『Pro Git』という CC ライセンスな本まであるので、このエントリで git 自体について触れないことにする。
この『入門git』は読みやすく面白い。普段 SCM を使っているときに感じるような、いいところ、悪いところ、疑問点などをうまく説明できていると思う。なんというか、著者とマインドを共有しているというか、気持が通じているような感じである。日本語訳もうまいのだと思う。
内容は難しくない。高機能な git を初学者向けに分かりやすく簡潔にまとめている。高度な機能に関してはあまり触れていなかったので、個人的に理解できなかったのはサブモジュールについての記述だけであった。楽に読み通すことができると思う。
僕はそうだったけれども、もし git add コマンドによるステージングが理解しにくいようだったら、以下のページの図を参考にするといい。僕はこの図を印刷して本に貼り付けておいた。
手探りで git を使っているような人は、この本を読んでみるといいだろう。実際に作業するときのリファレンスとしては、ヘルプや上述の『Pro Git』がいいのではないかな。
*1:小文字のほうの『入門git』。