入門git

『入門git』*1を読んだ。正確には 2 回目である。前回は昨年の 11 月ごろのこと。さらっと読んで、大事そうなところに印を付けておいただけだった。今回もまた全体をさらっと読み通してみた。

入門git

入門git

git に関する情報はちまたに溢れているし、最近だと『Pro Git』という CC ライセンスな本まであるので、このエントリで git 自体について触れないことにする。

この『入門git』は読みやすく面白い。普段 SCM を使っているときに感じるような、いいところ、悪いところ、疑問点などをうまく説明できていると思う。なんというか、著者とマインドを共有しているというか、気持が通じているような感じである。日本語訳もうまいのだと思う。

内容は難しくない。高機能な git を初学者向けに分かりやすく簡潔にまとめている。高度な機能に関してはあまり触れていなかったので、個人的に理解できなかったのはサブモジュールについての記述だけであった。楽に読み通すことができると思う。

僕はそうだったけれども、もし git add コマンドによるステージングが理解しにくいようだったら、以下のページの図を参考にするといい。僕はこの図を印刷して本に貼り付けておいた。

手探りで git を使っているような人は、この本を読んでみるといいだろう。実際に作業するときのリファレンスとしては、ヘルプや上述の『Pro Git』がいいのではないかな。

*1:小文字のほうの『入門git』。