Btrfs のテスト
前述の通り Raptor 74GB を 2 つ譲ってもらった。これを使って Btrfs の RAID0 環境を構築することにした。
Btrfs というのは、Yet Another ZFS といえば分かりやすいだろう。だから ZFS のように HDD をどんどん増やしてみようと思うのだ。そこでまずは、Raptor 74GB 2 つで RAID0*1 を構築し、そこに Momonga Linux trunk の chroot 環境を置くつもりである。ビルドしまくりな状態で、スナップショットを取りまくるとどうなるのか、楽しみで仕方ない。
しかし、僕には Btrfs の知識が足りないのではないかと感じ、慌てて Btrfs の紹介記事のある『日経 Linux 2009年 06月号』を購入。もちろん、Btrfs についての情報はいろいろと集めてきてはいるが、もしかしたら欠けている部分や、誤解している部分があるに違いないと思ったからだ。
日経 Linux (リナックス) 2009年 06月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 日経BP出版センター
- 発売日: 2009/05/08
- メディア: 雑誌
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実際に読んでみると、特に僕の知識が不足していることはなかったので、ひとまず安心した。それだけでもこの雑誌を買った価値はあるというものだ。ちなみに、Btrfs の紹介記事はなかなかよく書けていると感じた。これだけの内容を書けるライターさんがいるとは、ちょっと驚いた。
実は、日経 Linux という雑誌を買ったのは、生まれて初めてである。もちろん、雑誌の存在自体は知っていたが、表紙を開いたのは今回が初めてだ。それなりにいい雑誌なのではないかな。Btrfs の記事は良質だったと思うが、それ以外の記事は初心者向けのものが多く、正直もの足りない印象を受けた。まあ、必要な部分だけを読めばいいのである。これからも日経 Linux さんには頑張ってもらいたい。
最後に Btrfs RAID0 の作り方だけ書いておこう。極めて簡単だ。以下のコマンドを実行するだけいい。
# modprobe btrfs # mkfs.btrfs -d raid0 -m raid0 /dev/sde1 /dev/sdf1 # mount -t btrfs /dev/sde1 /mnt/raptor/
最後のコマンド実行で渡す /dev/sde1 は /dev/sdf1 でもかまわない。どちらでもいい。実に簡単である。ZFS に気持が傾むいている方が多数いらっしゃると思うが、Linux 使いなら Btrfs を試してみてはいかがかな。
まあ、Kenerl が上がると Btrfs のフォーマットが変わってしまうという、とてつもない罠があるのですがね。。。