RPM 4.9.0 が出た

RPM 4.9.0 が出た。

変更点がでかい。

Requires とか BuildRequires のコンテクストに関することは以下のエントリに書いた。

これ以外にめんどくさいことは 2 つくらいあった。1 つは lib*.so.* の実行フラグが落ちていると internal dependency generator が依存を生成してくれないこと。もう 1 つは perl 関係の依存生成が厳密になったこと。

後者について説明すると、これまでの RPMperl スクリプト (*.pl とか) と perl モジュール (*.pm とか) を区別していなかった。でも、4.9.x からは perl スクリプトは __perl_requires マクロ*1の値、perl モジュールは __perllib_{requires,provides} マクロの値で、それぞれ依存を求める。余分な依存を消すために __perl_{requires,provides} マクロはよく使われていたので、はまるかもしれない部分だろうな。

4.9.0 はかなりモダンになったと思う。もし RPM5 がなければメジャーバージョンアップだったろうに*2

*1:__perl_provides マクロがないのは当然といえば当然。

*2:4.6.0 のときもそうだけども。