『データベース入門』を読んだ

データベースについて何も知らずに SQL を使うのは面白くないなあと思い、やさしめな入門書を読んだ。僕はデータベースについて学んだことがない*1ので、このくらいの内容からはじめないとつらい。世間は NoSQL がどうのこうのと騒がしいけど。

データベース入門 (Computer Science Library)

データベース入門 (Computer Science Library)

著者のデータベースに対する熱意を感じさせる本だ。

内容は広く浅くといった感じで、ほんのさわりでしかない。とりあえず、データベースというのは奥が深い分野だとは理解できた。全体的に細かい部分を飛ばしているので、OS、プログラミング言語SQL などの知識を持っていないと読むのは難しいかもしれない。あと、簡単なんだけれどもフォーマルな説明をしているので、ついてこれない人はついてこれないだろう。でも、フォーマルな説明だから理解しやすいのであって、避けて通るものではない。

何かと解釈論が多く、データベースの設計というのは哲学に近いと思ったな。

*1:大学院のころ、他分野のアドバンストなデータベースの授業を受けたのだけど、初回から全く理解できなかった。