『データベース入門』を読んだ
データベースについて何も知らずに SQL を使うのは面白くないなあと思い、やさしめな入門書を読んだ。僕はデータベースについて学んだことがない*1ので、このくらいの内容からはじめないとつらい。世間は NoSQL がどうのこうのと騒がしいけど。
データベース入門 (Computer Science Library)
- 作者: 増永良文
- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 単行本
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著者のデータベースに対する熱意を感じさせる本だ。
内容は広く浅くといった感じで、ほんのさわりでしかない。とりあえず、データベースというのは奥が深い分野だとは理解できた。全体的に細かい部分を飛ばしているので、OS、プログラミング言語、SQL などの知識を持っていないと読むのは難しいかもしれない。あと、簡単なんだけれどもフォーマルな説明をしているので、ついてこれない人はついてこれないだろう。でも、フォーマルな説明だから理解しやすいのであって、避けて通るものではない。
何かと解釈論が多く、データベースの設計というのは哲学に近いと思ったな。
*1:大学院のころ、他分野のアドバンストなデータベースの授業を受けたのだけど、初回から全く理解できなかった。