とある美術展へ行ったがすぐ引き返した

[2010-05-11 Tue] 追記:見に行きました。

(追記ここまで)

とある美術展へ行った。映像作品を集めた企画展だった。

リフレクションといってもプログラミング言語とは関係ない。

「富岡二中」なる中学校の生徒達がうるさい。

何のためにいるのか知らないが、まあ社会見学の一環なのだろう、「冨岡二中」とかいう中学校の生徒が少人数のグループに分かれて企画展へ訪れていたようなのだ。

うるさい。

ギャーギャー騒ぐし、走り回るし、いろいろしんどかった。展示室に入るなり叫び声を上げる女の子がいたりしてぐったり。たとえ文句をいったとしても、次から次へと新顔が現れるのできりがなかっただろう。

でもこれは仕方のないことなのである。

遊園地と美術館の区別がついていない人は大人でもいるからだ。実際に、僕もそれなりのお歳の女の子と銀座のギャラリーへ行ったときに難儀した覚えがある。

あの騒がしい中学生達はそういうことを知らないわけで、そのことに腹を立てるのは何か違う。

責めるのであれば「冨岡二中」の教員だろう。教えておくべきことを教えていないのだから。

しかも、今回のような映像作品展というのは慣れていない人間には絶対に面白くない。いわゆるアートに属する映像作品は、はっきりいってどれもこれも起伏のない内容で、往々にしてオチがない。子供が見たとしても面白いと思わないだろう。ある程度の前提知識がないと得られるものがない。

だから、「冨岡二中」の教員にはそういう事情を理解してもらいたい。

僕がまた次の機会に訪れることにすれば、水戸芸術館も大人一人分の利益が増えるわけだし、僕も耐える必要がなくなる。数分考えた。

というわけで、一番最初の展示室へ入ってきた入口を通って外に出た。

すぐに「冨岡二中」の電話番号が分かったのだけど、わざわざ福島県から来ているのだし、変に文句をいったりすると水戸芸術館へ訪れる人が減るかもしれないと思ったりして、余計なことはしないことにした。

ちなみに、今回の企画展は中学生以下無料である。